家の鍵って、なんで家の前で出てこないんでしょうか。
家の鍵って、なんでどこかに忘れるのでしょうか。
家の鍵って…
家の鍵に関する悪い思い出、どんな人でも一度は必ずあると思います。私も前職で22時まで残業した後、電車と徒歩合わせて1時間かけて帰宅して、家の前にたった瞬間に会社に置いてきたことに気づいたとか…思い返すだけでも絶望です。
皆さんは家の鍵を持ち歩いていますか?
そんなの当たり前じゃないの、と思った方、ここ数年でスマートロックというスマホで施錠・解錠ができるものをご存知でしょうか。
家の鍵ってなんで無くすのでしょうか。それはあなたが鍵を持っているからです。
そもそも鍵を持たなきゃ鍵はなくさない!スマホを鍵にすれば100%無くしません!
今回は、CANDY HOUSEから新しく発売されたスマートロックのSESAME 3を紹介したいと思います。前モデルのSESAMI MINIも1年半以上使っているので、違いなども合わせて書いてみました。コスパが良すぎて申し訳なくなるぐらいで、買わない理由が1ミリもありません。
かなり大絶賛してますが、お金をもらって書いている記事(業配文)ではありません。純粋に人生で買ってよかったものランキング上位に入るものなので、ただ紹介したいだけです。
(強いて言うならCEOが台湾人というのも押しポイント)
目次
・SESAME 3とは
・SESAME 3開封
・SESAME MINIとの違い
・少しつまづいたところ
・まとめ
SESAME 3とは
CANDY HOUSEから発売されているスマートロックの最新作です。
CEOは台湾人のJerming Gu(古 哲明)さんという方で、台湾大学卒業後に日本に語学留学をされたとか。大の日本好きで、新商品の発表はJermingさん自ら日本語で行っています。
老闆は台湾人で、このSESAMIも台湾で製造していますが、台湾での発売はしていないようです。
お年寄りでもスマホを自由に操れる台湾なら日本よりも受け入れられやすいと思いましたが、よく考えると台湾の家のドア(鐵門)ってこういうサムターンがあまりない気がします。
日本留学後はスタンフォード大学の大学院に留学し、大学内のスタバで他の学生がカードをスワイプしてドリンクを購入している様子にショックを受けたそうです。
Jermingさんもすぐにデビットカードを作って財布を持ち歩かなくなったところで、ポケットの中にはまだデコボコした鍵があることに気づきました。
これをどうにかすべく、スマホを鍵にするという発想からSESAMEを開発し、アメリカのクラウドファンディングで発表したところ、2カ月で1.4億円の調達に成功し、CANDY HOUSEとSESAMIが誕生したそうです。
日本向けに開発されたという前作のSESAMI MINIは、日本でのスマートロックの代表作の一つになるほどの人気になりました。
そして今回新しく発売されたSESAME 3は、前作から機能が大幅にアップデートされているにもかかわらず、値段が14,800円から5,800円に値下げされています。正直心配になるぐらいの値下げです。
14,800円の価値は十分にありますし、競合品のQrio Lockも20,000円するのでお値段据え置きでも売れると思いますが、本気で日本にスマートロックを普及させようとしているんだなと思います。
5,800円で鍵の心配から開放されるなんて、買わない理由ないんじゃないでしょうか?
SESAME 3開封


3Mシールの予備が2個も付いてるのはかなり親切。
今回新たに、NFCシールが1枚標準で付属するようになりました。このシールを好きなところに貼って、簡単な設定をすればiPhoneなどでかざすだけでドアの開け閉めが出来ます。iOS13.1以上を搭載したiPhone XS以降の機種であれば利用可能です。

CANDY HOUSEさんは、サポートの手厚さでも定評があります。これだけユーザーがいるといちいち返してられないと思いますが、問い合わせるたびに丁寧な返事をしてもらえました。
私も家SESAMI MINIを購入した際にサムターンが合わなかったので連絡したところ、3D プリンターでアダプターを作成し送って頂きました。普通のメーカーであれば有料だと思いますが、無料で対応して頂きました。
「困った時すぐ!!」と両面に印刷してることからも、顧客対応に力を入れていることがわかります。
サポートに連絡するなんてそうそうないとは思いますが、安心感がありますね。

Panasonic の電池が2本標準搭載。電化製品に入ってる電池って、大体はテスト用のよくわからないものだと思いますが、SESAMIはここにも妥協が見えません。SESAME Miniでもこれが入っていましたね。1年半以上使いましたが、まだ普通に使えていました。

付属品は色々付いていますが、3Mシールも元々貼り付けてくれているので、使うものとしては大抵の人はドライバーのみだと思います。ドライバーに磁石でネジがくっ付くようになっているのも親切心なんじゃないかと思うぐらいです。自分の家のサムターンに合わせて幅や高さを調整して、ドアにくっつけて設置完了です。
SESAME MINIとの違い

左が2019年4月に購入したSESAMI MINIで、右がSESAMI 3です。
サイズやリセットボタンの位置も含めて、見た目では全く違いがありません。オフィシャルサイトに記載されている変更点は以下の通りです。
ソフトウェア
・SesameOS2を搭載
・Multi-Task機能搭載:複数台デバイスがBluetoothで同時にセサミに接続可能
・Widget機能
・Always Connect :Bluetoothを探している間にWiFi経由で接続
・QRコードで鍵のシェア
・ログイン不要
・安定した履歴の反映
・安定したApple Watchアプリ
・NFCタグ対応(iOSはiOS13.1以上を搭載したiPhone XS以降の機種に対応)
ハードウェア
・3.6倍の強度が増したサムターン受けパーツ:亜鉛からスレンレス鋼へ
・耐久性の高い角度センサーの搭載:尖っていたセンサーを丸く2本に圧力を分散し負荷を軽減
・モーター耐久性3倍:ブラシの素材は金属銅からベリリウム銅合金へ
・リセットボタン強化:基盤に差し込みスズを流しこんで接着する事でより強度増強
SESAMI MINIも完成度が高くまだまだ使えるものですが、数少ない不満点の一つが「複数台デバイスがBluetoothで同時にセサミに接続できない」ことでした。今回のリニューアルでそれが解決されたのは大きい進化です。
他にもQRコードで鍵のシェアもできるようになったりと、使い方の幅がかなり広くなりました。

裏の部分も確認してみましたが、やはり違いが無いように見えますね。
こちらにサムターンを挟んで、開け閉めができます。
ご自宅のサムターンに合うかどうかは、こちらのページで確認ができます。
https://jp.candyhouse.co/pages/sesame-features

このように、タッチで簡単に操作できます。
私は普段から小銭は一切持たず、基本的に荷物は最小限にしたいタイプなので、SESAMIで鍵の問題を解決できてからストレスがかなり減りました。どうしても物理キーが好きという方以外は早めに乗り換えたほうが良いですよ!
あと複数ユーザーで共有する場合、いつ誰が開けた・閉めたかまで履歴に残るので、防犯対策にも最適ですね。
少しつまづいたところ

① 旧モデルと使用するアプリが違う
そもそものところですが、アプリも新しくなっていますので新しくダウンロードする必要があります。
現在はセサミ3のみ対応(年内に初代のセサミやセサミMiniへ対応予定)

② 「Bluetooth信号が見つかりません」と出た
新規デバイスから追加しますが、通常であれば右の画像のように付近にあるセサミをbluetoothで自動感知してくれるので、簡単に追加できます。
しかしこの画面で×などを押したり、追加後にデバイスを消してしまうと「bluetooth信号が見つかりません」と出て検索画面に現れなくなってしまいます。そうなってしまった場合の回復方法は、セサミの初期化です。本体に小さな穴が空いているので、押しピンやピアスの針などで初期化すると正常に感知されるようになりました。


まとめ
今回は、スマートロックのSESAMI 3を紹介しました。
・SESAME 3とは
・SESAME 3開封
・SESAME MINIとの違い
・少しつまづいたところ
日本向けに作られた前作のSESAMI MINIから、ソフトウェア・ハードウェア共にアップデートされました。
まだスマートロックを使ったことがない方は想像出来ないかもしれませんが、テープでくっつけるだけなので工事も要らず、玄関のドアはもちろん、部屋のドアにも付けられます。
施錠をよく忘れるおばあちゃんの家に付けて、オートロックするように設定するのも良いかもしれませんね。あるいはたまにしか帰らない実家や、お店のトイレなどでも。SESAMIを付けても、鍵を使って開けることは可能なので、どうしても鍵がなきゃ嫌だという人が居ても設置できますね。
5,800円で鍵の心配から開放されるなんて、買わない理由ないんじゃないでしょうか?(3回目)