東京媽祖廟は日本で一番台湾感があるお寺だった

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今回は、東京・大久保にある東京媽祖廟を紹介します。

海の女神”媽祖”は台湾で最も親しまれている道教の神様で、台湾だけで500箇所以上の媽祖廟があります。台湾の文化や生活に欠かすことができないぐらい台湾人にとって非常に大事な神様です。

日本でも横浜の中華街にある「横濱媽祖廟」や那覇の「首里天后宮」、長崎の「崇福寺媽祖堂」などいくつかの媽祖廟があります。

その中でも東京媽祖廟は規模は大きくないですが、台湾っぽさで言えば日本で一番の雰囲気が感じられる本気の媽祖廟です。気軽に旅行に行けなくなり台湾ロスの私も感動したので皆さんも行ってみてください。

目次アクセス中の紹介参拝してみたおまけ

・ まとめ

アクセス

東京媽祖廟は東京の大久保駅から徒歩一分のところにあります。プラットホームからも見えるぐらいの近さです。
コリアンタウンとしても有名な新大久保からも徒歩6、7分ぐらいなので、散歩にも良いですね。

以前紹介したTOKO INDONESIAというインドネシアの食材店もここのすぐ裏です。

駅から出るとすぐ目の前にド派手な台湾のお寺が見えます。赤と金色の組み合わせは日本文化には無いので遠目からでもめちゃくちゃ目立ちます。

もちろんここは大都会・東京なので、北港朝天宮や大甲鎮瀾宮など本格的な媽祖廟とはサイズは比べ物になりませんが、それでも十分テンション上がります。

中の紹介

なんかわからないけど溢れ出る台湾感…!!

供品桌は基本的に参拝者が神様へのお供え物を置く場所ですが、そこにあったバナナはご自由にお取りくださいとありました。

この本とか置いてる棚からも溢れ出る台湾感!!台湾のお寺好きの私にとってかなりの感動ポイントです。日本語版もありますが、中国語版は中に注音が振ってあるのでやっぱり台湾の媽祖廟という感じがします。

お寺内のルールなどが書いてあります。面白いのが3番で、「お寺の中にいるときは如何なる人の悪口を言ったり批判してはならない。修行でいちばん重要なのは口を修め心を修めること」とあります。余計なことを考えず参拝しましょうということですね。

参拝してみた

線香は1袋7本入りで200円です。横浜の媽祖廟は5本で500円なので、こちらはかなり良心的。観光というより本当に拜拜(参拝)したい人が来る場所だからでしょうか。

日本語で丁寧に説明された参拝方法のシートが何枚かあるので、これを持ちながら参拝しても良さそうです。

お金を賽銭箱に入れたあと、ガスコンロを使って火をつけます。3秒ぐらい炙って煙が出れば大丈夫です。線香の良い匂いがします。

ちょっと火が出てしまって、「先だけ炙ればいいよ!真ん中に火付けないで!」と妻に怒られました。

まずは入り口の外にあった天公爐に参拝します。天公とは道教の最高神の玉皇上帝のことです。全ての神を統括し宇宙を治める、いわば神の中の神だそうです。1つ目から凄すぎてちょっとよくわからないですが、とりあえず参拝します。

玉皇上帝は、道教では「昊天金闕無上至尊自然妙有彌羅至真高天上聖大慈仁者玉皇赦罪錫福大天尊玄穹高上帝」と言われているそうです。改名の記事で紹介した有名な超長い名前の「黃宏成台灣阿成世界偉人財神總統」のように、昔から長い名前つけるのが好きなのかなと思ったのは私だけでしょうか?

1回から順番に上がっていき、参拝します。

心のなかで自分の名前、住所、生年月日を言ってからお願い事をします。この東京媽祖廟には神様が7柱いるので、7回繰り返します。

参拝の方法は、線香を頭より高くあげて礼を3回すればOKです。初めてだとわかりにくいと思うので、参考動画を貼っておきます。

おまけ

「人の悪口を言う人は悪い人。余計なことを言わないで念仏を唱えなさい。」

階段やドアにたくさんのありがたい言葉(靜思語)が貼られています。フォントや語り口からも台湾人が書いたことがわかりますね。なんだか懐かしい気分です。

今回は、東京・大久保にある東京媽祖廟を紹介しました。

アクセス中の紹介参拝してみたおまけ
 

東京媽祖廟は4階建てのビルなので、大きさで言えばそこまでですが台湾っぽさで言えば日本で一番の雰囲気が感じられる本気の媽祖廟です。

運営しているのも台湾人で全てが台湾式なので台湾好きはもちろん、初めて外国のお寺を体験する方も楽しめると思います。コロナが落ち着いたあとに台湾旅行をエンジョイしたい方は、ここで予行練習するのも良いと思います。

東京媽祖廟

営業時間:09:00 - 18:00 
定休日 :無し
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-24-12
http://www.maso.jp/

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