皆さんは、台湾語の曲は聞いたことはありますか?台湾の公用語は中国語ですが、おじいちゃんおばあちゃん世代では台湾語がメインで話されていて、特に南部では台湾語の影響が非常に色濃いです。
台湾のアイデンティティにも深く関係していて、お年寄りだけでなく若者の間でも、台湾語を大事にしています。もちろん台湾の番組や、台湾人Youtuberの動画にも欠かせません。面白いシーンにはあえて台湾語が使われることが多く、それだけ台湾語は重視されています。
日本語で例えると、標準語で普通にボケたり突っ込むより、少し口は汚くて勢いがある関西弁で言ったほうが面白い感じがしますよね。台湾語もそんな感じで、口は悪いけどどこか親近感を感じられる雰囲気があります。
中国語を勉強していて更に台湾が好きなら、台湾語はできて損は無いどころか、台湾語の歌を知っているだけでも、台湾人との距離をグッと近づけることができます。
というわけで今回は、台湾人なら誰でも知っている、台湾語歌謡の女性歌手を紹介します。
カラオケで歌えば100%人気になれるので、是非練習してみてくださいね。
目次
1. 黃妃 - 【追追追】
2. 張清芳 - 【無人熟識】
3. 陳小雲 - 【愛情的騙子我問你】
4. 江蕙 - 【家後】
5. 蔡秋鳳 - 【金包銀】
6. 謝金燕 - 【練舞功】(おまけ)
・まとめ
黃妃 – 【追追追】
1974年高雄生まれ。代表曲の【追追追】は色々な歌手にカバーされている名曲です。他にも【非常女】や【星星知我心】など、演歌っぽいのが好きな人は気に入りそうな曲もあります。追追追は、私は蘇打綠というバンドがカバーしたバージョンも好きです。台湾語の良さはそのままに、バンド感が合わさって心地よいのでぜひ聞いてみてください。
張清芳 – 【無人熟識】
1966年生まれの台北人。台湾語のアルバム《無人熟識》は50万枚の売上を記録し、台湾語のアルバムとしては未だにその記録は破られていないとか。江蕙など色々な歌手にカバーされています。男性なら蔡佳麟という台湾語歌手がカバーしているものが好きです。
陳小雲 – 【愛情的騙子我問你】
1958年生まれ。とりあえずこの曲は覚えておいて間違いなし。定番中の定番!歌詞が短いので歌いやすいのも世代を超えて愛される理由の一つかもしれません。他にも【舞女】【愛情恰恰】など数多くの名曲あり。
江蕙 – 【家後】
1961年嘉義生まれ。江蕙は台語天后(台語歌界のレジェンド)で有名です。台湾最高峰の音楽賞“金曲奨“を12度受賞していて、日本でも有名なテレサテンと並んで近代台湾の3大スターの1人に数えられています。日本語の歌も出しており、歌唱力も一流。
蔡秋鳳 – 【金包銀】
1966年雲林生まれ。この曲は台湾だけでなく、マレーシアやシンガポールの閩南語を話す人達にも有名らしいです。映画「我的少女時代」のBGMとしても流れいるので、ぜひ探してみてください。他にも【爽到你艱苦到我】などよく知られてる曲があります。
謝金燕 – 【練舞功】
1974年高雄生まれ。ノリが良くて頭に残りやすいキャッチーなメロディーです。台湾語メインの歌手ではないのでおまけにしました。他にも【含淚跳恰恰】など良い感じの曲もありますが、2013年には【姐姐】というエレクトリック系でダンスをする曲を出していたり、路線が変わっていっているようです。ネタ枠ではありますが知っている台湾人は多いので紹介しました。
まとめ
今回は、台湾人なら誰でも知っている、女性歌手の台湾語の歌を5つ紹介しました。
1. 黃妃 - 【追追追】
2. 張清芳 - 【無人熟識】
3. 陳小雲 - 【愛情的騙子我問你】
4. 江蕙 - 【家後】
5. 蔡秋鳳 - 【金包銀】
6. 謝金燕 - 【練舞功】(おまけ)
勿論育った環境にもよりますが、上記の曲は台湾人ならほとんどの人が聴いたことがあるものです。
個人的なオススメは【追追追】【無人熟識】【愛情的騙子我問你】です。若い人も勿論知っていますし、歌詞も短く、簡単に覚えられますので、是非練習してみてください。