私が台湾人と関わり始めたばかりのとき、「なんでこれをしないんだろう?」「なんでこんなことで怒るんだろう」と思うことがありました。台湾に留学した2016年から5年間、日本と台湾を行き来して台湾人と関わり続けていますが、やっぱり日本人と違うなと思う部分が多々あります。
特に私の台湾人の相方は日本語もペラペラで、私も中国語でのコミュニケーションが問題なくできるようになってから出会って暮らしているのですが、まだケンカをすることもあります。
まだまだ修行してね♡
文化の違いなので良い・悪いはありませんが、違いを認識しておくことで上手に付き合えると思います。
今回は、日本人と全然違う、台湾人女性の特徴5つを紹介していきます。
台湾人の彼女がいる方、または好きな台湾人がいる方は是非参考にしてみてください。
目次
・台湾人の特徴
1. 連絡がマメ
2. 愛情表現が豊か
3. 表現がストレート
4. 料理ができない(経験がない)
5. 自分から謝らない
・まとめ
台湾人女性の特徴
1. 連絡がマメ
冗談ではなく、常に連絡を取り合うのが普通です。仕事中でも、友達と遊んでいるときも、トイレの中でも…
日本人カップルだと、1日に1回だけというのも珍しくはないですよね。
「今は仕事の時間だから迷惑になりそうだし、夜にメッセージしよう」と相手のことをまず考えてから送ることが多いと思います。そして送られてきた人も、わざわざ時間を考えて送ってくれたんだな、と間接的に愛を感じたりしますよね。自分の感情よりも相手を大事にするのが美徳の日本人っぽさがMAXに出ている考え方です。
しかし台湾人と付き合うと、「何よりも優先すべきは彼女・彼氏」「私の感情が最優先」。これが真理です。
口が滑ってでも「仕事が大事だから」「今は友達と遊んでる」なんて言ってしまえば泣いて罵られます。
日本人からすると束縛のような感じがしますが、これは台湾の文化なので仕方ありません。
「相手が好き、だから連絡したいし常に相手の状況を把握しておきたい」というシンプルな感情なのです。
束縛がどうしても無理という人は付き合うのは難しいと思いますが、反対に愛されている感じはするので安心感はあります。日本人で「束縛が激しい」と言われた事があっても、台湾ではむしろ大歓迎されるでしょう。
2. 愛情表現が豊か

台湾人は愛情を言葉で表現することを重視します。「我愛你(愛してるよ)」は日本人の「おはよう」「お疲れ様」レベルで口にする言葉で、言わない日がないというぐらい言います。
ただでさえ愛情表現が上手くない日本人にとって、愛してるよなんてドラマでしか見たことないし、思ってても恥ずかしくて言えたもんではありませんよね。
日本では、口で言うより行動で示すほうが良し とされている気がしますし、言葉だけで愛してるよなんて簡単に言えるのにな…と思っていましたが、台湾人女性が求めているのは行動と言葉の両方です。これができなければ、悪い彼氏の烙印を押されます。終わったも同然です。
とりあえず息をするように我愛你と伝えましょう。「心のなかでは思ってるよ!」なんて言うと、100倍返しで怒られるので、もう諦めて言いましょう。ウォーアイニー!
”愛我嗎“(愛してるの?)って私に聞かれる前に自分から言ってよ!
3. 表現がストレート
日本人だったら「これを言ったら違う問題が起こりそうだから言わないで心にしまっておこう…」ということも全て口に出してきます。言われた時は正直かなり傷つくこともありますが、反対に嫌と思ってることは口に出してくれるので、日本人のように溜めて怒りが爆発ということも少ないのは良いかなと思います。
そして、褒めるときはしっかり褒めてくれます。
実際にうちの相方も「Junって〜ができてすごいよね」という風に褒めてくれることが多くて、よく励まされています。やっぱり褒めてもらえるのは嬉しいですよね。
何でも直接的より間接的にするほうが好まれる日本で育っているので、まだ完全に慣れないところはありますが、良いところは良いと伝えてあげると喜んでくれます。
このように、間接的に何かを言う美徳というのは無く、何でもはっきりものを言うタイプが好まれるので、日本人らしくないと言われる方も台湾では人気になると思います。
4. 料理ができない(経験がない)

台湾女性は基本的に料理ができません。出来るようになりたいと思っている人も日本ほどは居ないですが、日本とは異なる環境的な要因が3つあります。
1. 台湾は外食が非常に便利で、安くて美味しいご飯がいつでも食べられるのでわざわざ作らない
私も写真のような弁当をよく食べていました。
これぐらいのものだと大体60元〜70元(約250円)といったところです。
飲食店も日本だとすぐ閉まってしまうことも多いですが、台湾では基本的にどの街でも深夜までやってるのが普通なので、ちょっと遅い夜ご飯や夜食もいつでも食べることができます。
2. 一人分の材料を買って1から料理を作るほうがかえって高くつく
外のご飯が便利で安いので、自分で作るとなると複数人で食べる時でなければ、時間もかかるし後片付けもあるしで正直自炊のメリットが殆ど無いです。
そして一人暮らしの部屋にはそもそもキッチンが付いていないのが一般的です。特に学生が借りるような部屋だと、ほぼ100%無いと思います。私は大学時代ずっと自炊してきたので、流石に作るだろうとIHクッキングヒーターを持っていきましたが、結局ほとんど使う機会がなかったです。
3. 学校で家庭科の授業がない
相方は私立の中学校に通っていましたが、3年間で1回しかなかったみたいです。そこでは先生が何か教えてくれるというよりは、グループで好きなものをなんとかして作る1回きりのイベントのような感じらしいです。
4. 大半が共働きの家庭で、家で料理する時間がない
台湾では平均月収が約11万円(約3万元)なので共働きの夫婦がほとんどです。
仕事もしながら料理をするのは本当に大変ですよね。なので母が料理していることろをあまり見たことがない人も多く、お母さんは一切料理しない、またはお父さんは料理するという家庭も少なくないとか。
更に日本では専業主婦というと、育児や料理、掃除、家計管理など家のことを管理する一種の職業のように思いますが、台湾では専業主婦=特に家事はせずに遊んで生活している自由な人みたいなイメージです。
つまり「家庭主婦(専業主婦)になりたい」というのは、経済力がありえない程ある人に嫁ぎたいと言っているようなもので、ほとんどありえないのでそんなことを言う人もあまりいないのです。
日本の専業主婦とは概念が大きく違いますよね。
こういう環境もあって、料理ができません。台湾で料理ができるという未婚女性はほとんど存在していないので、もしあなたが料理ができる台湾女性を見つけたなら、それは宝くじに当たったのと同じです。
日本人女性なら自分からお弁当を作ってくれたりすることも多いですが、台湾人女性は逆に男性にお弁当を要求してきますのでご注意下さい。日本人の観点からみるとびっくりしますが、完全に別の文化だということを強く認識したほうが良いです。間違えても「料理できないなんて…」というと、もれなく1000倍返しで怒られます。
料理に興味がある、あるいは料理が好きというだけでも超激レアです。ポケモンで言えば、色違いのピカチュウが出てくるレベルでありえないことです。
台湾にいるとき自分で料理作りたいと思ったことは一度もないよ!笑
5. 自分から謝らない
台湾人女性は基本的に自分から謝りません。自分に原因があってもほとんど謝りません。「謝る=完全に負け=何か補償する」という概念があり、あらゆる理由をつけてなんとか自分の責任をなくそうとしてきます。
これは台湾だけでなく中華圏全体であるので、中国人や香港人、マレーシア人と付き合う場合も同じです。
日本では、まず謝罪をしてからその理由を話します。人身事故で電車が止まって待ち合わせに間に合わなくなった等、自分にはどうしようもない理由があったとしても相手に迷惑をかけたことに対して謝罪の意思を示すことで、相手は「この人は申し訳ないと思っているのか、許してあげよう」となりますよね。
台湾では順序が真逆で、まず理由を話してから謝罪をするのです。これが日本人にとっては言い訳にしか聞こえず、相手の誠意が全く見えずに火に油を注がれたような気持ちになってしまいます。
約束の時間から1時間過ぎた後に、「待たせてごめんね」の一言もなしに「人身事故だったからしょうがないじゃん!」と言われたら、流石にイラッとしますよね。しかし、台湾人にとっては「自分が原因で起こったことではない=自分は何も悪くない」ということになっています。考え方が全然違いますよね。
なんで「謝る=負け」なの?自分が間違えたことなら負けても良くない?
なにその武士道みたいな考え方…映画でありそうだね
まとめ
今回は、知っておくべき台湾人女性の特徴として以下の5つをあげました。
・台湾人の特徴
1. 連絡がマメ
2. 愛情表現が豊か
3. 表現がストレート
4. 料理ができない(経験がない)
5. 自分から謝らない
日本人と考え方が大きく違うので、恋人としても、そして友達としても対応が難しいなあと思うこともあると思います。しかし、同時に台湾人もそう思っています。育った環境が違うので、当たり前ですよね。
国際恋愛で一番重要なことは、自分の国での常識は世界の常識と思わないことです。
日本人が「台湾人って連絡多すぎ重いなあ」と思っていると同時に、台湾人からすると「日本人って全然連絡しないし冷たいなあ」と思っています。
違うことに慣れていくしかないですし、嫌でも慣れさせられます…!!
何かトラブルが起こった時は、なぜ起こったのか、相手がなぜそのように考えたのかにしっかり耳を傾けて、わかるまで話し合うのが理解を深める近道です。日台のいいところを取り入れた関係ができると良いですね!