【東京・麻布】日本で出来る海外旅行|大使館巡りのススメ①

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海外旅行に行けなくてストレスが溜まっている方も多いと思います。
私も2019年はベトナム、マレーシア、香港、オーストラリア、そして台湾には11回行っていたので、全く出れない環境は想像出来ませんでした。

もう無理矢理にでも行きたい!と思ったりもしましたが、14日間の隔離をする休みが普通の会社員に取れるはずもなく断念。

輸入品が買えるお店に行ったり、外国料理を食べたりされる方も増えていますが、日本でも海外気分を味わえるいい方法の一つが大使館巡り!日本には156ヵ国の大使館があり、そのうち東京港区には86ヵ国も集まっています。とても1日2日でまわりきれる数ではないですよね。

港区の麻布エリアには、46ヵ国の大使館と欧州連合代表部があります。その中の25箇所が大体が広尾駅(東京メトロ日比谷線)、麻布十番駅(東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線)付近に密集しているので、散歩にも良いですよ!今回は広尾駅から東へ向かうコースを紹介します。マップで赤のピンを立てている9箇所です。

旅行の代わりに、お気に入りの大使館を見つけてみてはいかがでしょうか?私は建築を見るのも好きなので、色々な想像を膨らませながら楽しむことが出来ました。大使館の敷地内は、大使館設置国の法律が適用されるので、うっかり不法侵入しないように気をつけながら楽しんでくださいね!

目次ノルウェー大使館スイス大使館ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館カタール大使館マダガスカル大使館スロバキア大使館ジャマイカ大使館アルゼンチン大使館韓国大使館まとめ
 

ノルウェー大使館
〒106-0047 東京都港区南麻布5-12-2
https://www.norway.no/ja/japan/

広尾駅から一番近い大使館がここ、ノルウェー大使館です。

1978年2月10日ハーラル皇太子(現ノルウェー国王)の立ち合いで竣工したノルウェー大使館。地上3階建てで設計は吉村順三氏。

壁にはあるものが描かれていますが、何かわかりますでしょうか。ノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンクのあれです。なんと「ムンクの叫びごっこ」ができる壁画があります。これだけでも来る価値あり!

スイス大使館
〒106-0047 東京都港区南麻布5-9-12
https://www.eda.admin.ch/countries/japan/ja/home.html

ノルウェー大使館の真向かいにあるのがスイス大使館。

スイスには行ったことがありますが、町並みはかなりスッキリしていてシンプル、違う言い方をすればちょっと無機質な印象を受けました。こちらの大使館の外観はまさにイメージ通りといったところ。

ホームページで建築についての情報を公開していませんが、地上3階建てですが地下には核シェルターがあるのではないかと思います。スイスは1963年から2012年まで法律で核シェルターの設置が義務付けられ、国民のカバー率はが100%以上です。

現在はシェルターを自宅に設置する代わりに、自治体にシェルター代替費用として1人あたり1500スイスフラン(約18万円)を支払うことで、公共施設等のシェルターを利用できるようです。

それにしても”SWISS MADE ADDINGVALUE”がかなり目立ちます。スター・ウォーズのようなデザインは意図して造られているのでしょうか…?

ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館
東京都港区南麻布五丁目3-29 ガーデニアビル2階・3階
https://bhembassy.jp/

かなり小さなオフィスに入っているボスニア・ヘルツェゴビナ大使館。

ビルの1階は会計事務所で、2・3階が大使館のようです。国旗も出ていないので、普通に歩いているだけでは絶対気づきません。

1998年から駐日大使を派遣しているようです。以前からこの場所にあったのでしょうか?

カタール大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布2-3-28
https://tokyo.embassy.qa/en

世界最大の石油・天然ガスの産出国の一つで、裕福さを極めているカタール。
カタール人は電気代・水道代・医療費・大学までの学費は無料。消費税や所得税もないという、全くの別世界です。羨ましい限り…

そのカタールの大使館は、規模がやっぱり違いました。地上6階・地下3階の建物で、警備員も立っています。入り口からして豪華です。設計は丹下都市建築設計。
隣には学校があって、大使館の真横に学校なんてすごいなと思いましたが、ボールとか入ったらどうなるんだろうと心配にもなりました。

こんなツイートも見つけました。流石に射殺されるとは書いてないはずですが、中高生なんてふざけているうちにボールが飛んでいくことはあると思うので、どうしているのでしょうかね。

マダガスカル大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布2丁目3 東京都港区元麻布2-3−25
http://madagascar-embassy.jp/

住宅感が強い地上4階建てのマダガスカル大使館。元々あった物件をそのまま使っている感じがします。特に異国を感じられるものはなかったです。もうちょっと動物の石像とか置いてるのを想像していました。

そしてさっきのカタール大使館横の高校、なんとマダガスカル大使館とも隣接しているようです。

スロバキア大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布2-11-33
https://www.mzv.sk/web/tokio-en

2004年に竣工した大使館で大使公邸も敷地内にあり。地上3階建てで設計は山岡嘉彌デザイン事務所。

チェコ・スロバキア共和国が、1993年にチェコ共和国とスロバキア共和国に分かれた後、渋谷区にあったチェコスロバキア大使館(現チェコ大使館)から移動しました。しかしすぐに移動した訳ではなく、2004年までは同じ建物だったようです。

スロバキアの国章は、白・赤・青基調で3つの丘の上に二重十字がデザインされています。色はスラヴ民族を、3つの丘は、スロバキアを象徴するタトラ、ファトラ、マートラという山を、二重十字はビザンツ帝国由来の正教会を象徴しています。

スロバキアの首都ブラチスラヴァには、ドイツからウィーンを経由しバスで行ったことがあります。ウィーンからブラチスラヴァは70kmもないぐらいで、東京駅から成田空港までと同じぐらいの近さです。

ジャマイカ大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布2-13-1
http://jamaicaembassy.jp/

スロバキア大使館の真向かいには、ジャマイカ大使館があります。完全に民家のような佇まいなので、元々は日本人の家だったのでしょうか。建物からジャマイカ感はゼロ。もうちょっとレゲエっぽい何かが置いてたりするのを期待していました。

それにしても、地上3階建てで駐車場付き、麻布でこんな家を建てられるのは一般人ではなさそうですね…
2017年1月27日に虎ノ門八束ビル2階から移転したそうです。

アルゼンチン大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布2-14-14
www.ejapo.mrecic.gov.ar

アルゼンチンは行ったことがないですが、こちらもアルゼンチン感はゼロ。間口はそれほど大きくありませんが敷地は奥行きがあり、建物も3棟ぐらいあるようです。しっかり守衛所まであります。

韓国大使館
〒106-0047 東京都港区南麻布1-2-5
http://overseas.mofa.go.kr/jp-ja/index.do

今回まわった大使館の中で桁違いに警備が厳重だったのが韓国大使館。10人以上の警察官が近寄れる雰囲気ではなく、表札も撮れませんでした。政治的に緊張度が高い国には、よく大使館前でデモが行われるので警備しています。

3年の時間をかけて再建設を行い、2013年6月に竣工したそう。それにしてもかなり立派な建物です。

今回は、広尾駅を東に行くルートの大使館を9箇所紹介しました。いかがでしたでしょうか。

目次ノルウェー大使館スイス大使館ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館カタール大使館マダガスカル大使館スロバキア大使館ジャマイカ大使館アルゼンチン大使館韓国大使館
 


今回行った中で私が好きだったのは、ノルウェー・スイス・カタールでした。建物からその国の文化や雰囲気なども感じられて面白かったです。

海外に行けない今だからこそ、大使館を巡って旅行気分を味わうことが出来ますよ!

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