日本では2006年6月1日から住宅用火災警報器の設置が義務化されており、すべての住宅で必ず設置をしなければなりません。
ハウスメーカーの設備の見積もりの中にも火災警報器は当たり前のように入っているのですが、これがかなり高い!提示されたまま進めてしまうとかなりの損をしてしまう可能性があります。
家づくりは理想を追い求めてどうしても予算オーバーになりがちなので、要らないコストは削りたいところですよね。今回は、火災警報器について私たちが6万以上節約できた話を書きたいと思います。
目次
・ハウスメーカーの火災警報器は高い!
・施主支給の方法
・自治体によって必要な数は違う!
・私たちが選んだもの
・台湾でも火災火災警報器はある?
・まとめ
ハウスメーカーの火災警報器は高い!
火災警報器には、単独型と連動型があります。
単独型は火災を感知した警報器だけが警報音を発するもので、値段の相場は2,000円〜3,000円程度です。
連動型は、その名のとおりですが連動設定を行っているすべての警報器がお知らせしてくれます。少し高くて、6,000円〜8,000円程度です。
トヨタホームでは、能美防災「まもるくん」の無線連動型が採用されています。品番で言うと、親器(煙式)FSKJ226-M型、子器(煙式)FSKJ226-C型、子器(熱式)FSLJ016-C型です。値段は一個約11,000円でした。
火災報知器でこんなにもするの!?ということで、施主支給について調べました。
施主支給の方法
トヨタホームでは、火災警報器の施主支給は可能でした。しかし、注意点がいくつかあります。
- 日本消防検定協会の検定合格品でなければならない
- 選択した火災警報器の認定書を取り寄せる必要がある
- 設置は引き渡し前に行わなければならないので、施主がつけることはできない
- 設置費用は2,100円/個
パナソニック、能美防災、ホーチキ、ニッタンという会社が火災警報器の主なメーカーなので、ここから選んでおけばとりあえず間違いはないと思います。検定合格品かどうかについても、だいたい楽天やAmazonのその旨が書いてあるので特に選ぶのが大変ということはないでしょう。
2については、ハウスメーカーが役所に提出するときの書類に付けなければいけないということで設計士さんから要求されました。購入する型番が決まれば、そのメーカーに認定書がほしいと伝えると発行してくれるようです。私は設計士さんに型番を伝えて代理で取得してもらいました。
施主支給の可否を含めて、ハウスメーカーによって対応が異なると思いますので、事前に営業担当や設計士に確認したほうが良いです。
自治体によって必要な数は違う!
調べるまで全く知らなかったのですが、自治体によって火災警報器が必要な数(場所)が異なります。例えば東京であれば、寝室・リビング・階段・台所とすべての部屋に設置義務があります。しかし私たちの予定地の市では、寝室・階段のみが必須で、台所は設置義務がありませんでした。
寝室は2つだけしか作っていないので、つまりハウスメーカーに設置をお願いするのは計3つだけでよいということになります。引き渡し前に最低限の数を付けてもらって、あとから自分でつけるのが賢いやり方です。
建築予定の市がどのような条件になっているかは、それぞれの市のホームページに載っていますので確認してくださいね。もしくは、営業担当者に聞けば代わりに調べてくれると思います。
私たちが選んだもの

私たちは、能美防災「まもるくん」の単独型を購入しました。
煙式:FSKJ225-B-N
熱式:FSLJ015-B-N 90
煙式5個と熱式1個のセットで13,500円だったので、一個あたり2,250円です。3個だけで良かったのですが、自分で手配すればそこまでの値段でもないので6個購入しました。トヨタホームにつけてもらうのは3つだけで、残りは引き渡し後に自分で付けます。

数ある火災警報器の中でも、シンプルで家の雰囲気の邪魔をしないデザインです。他だと結構昭和感が強いデザインも多いので、選ぶ際はデザインも気をつけてほしいポイントです。
単独型か連動型かは、予算や間取り、考え方によって決めるとよいのではないでしょうか。もう少し経てば通話機能など多機能化された警報器も出てくると思ったので、とりあえず最初はお金を抑えて最低限でいきました。
台湾でも火災火災警報器はある?
「台湾も日本みたいに火災警報器の設置は義務づけられてるの?」と台湾妻に聞いてみましたが、「知らない」とのことでした。まあ、そりゃ知らないですよね。私も家づくりをするまで知らなかったですから…
質問を変えて、「火災警報器って見たことある?」
ーーー「多分あるけど印象はない」…うん、そうですよね。。。
なんの情報も得られなかったので調べてみました。
台湾にも火災警報器はあり、中国語で「住宅用火災警報器」と日本語でも違和感がない名前です。
現在、5階以下の建築物には設置の義務は定められていません。しかし、台湾は古い建物も多く火災になると非常に危険なので、火災報知器の設置を進めているようです。各市でも補助があり、高雄市では申請すると1家族につき1つ貰えます。1つだけかい!と思いましたが、貰えるだけ有り難いですね。



ソース:https://24h.pchome.com.tw/prod/DMALCD-A900AO2GI
台湾の火災報知器は基本的に中国語と台湾語の2種類に対応しているようです。台湾っぽくて面白いと思いました。台北市政府のPR動画でも「火燒厝!緊走!(火事だ!逃げろ!)」の警報音が聞けました。台湾好きとしては付けたい!と思いましたが、この警告音を聞くチャンスもなさそうですし、そもそもそんなことがあったら良くないのでやめました。
まとめ
今回は、火災警報器の施主支給での減額について紹介しました。
・ハウスメーカーの火災警報器は高い!
・施主支給の方法
・自治体によって必要な数は違う!
・私たちが選んだもの
・台湾でも火災火災警報器はある?
火災警報器についてはあまり詳しく書いているところもなかったですが、意外と削れるポイントがあるので是非参考にしてみてください。浮いたお金でこだわりポイントに使いましょう!